怖かった父は、晩年をふるさとの古い家で母とふたり暮らしている。
もう話すことさえできない彼の楽しみとは。
もう話すことさえできない彼の楽しみとは。
さて11編も入った短編集。
いろいろな人物が描かれています。
男性、女性、高校生、主婦、リストラされかけている会社員・・・。
誰しも、何かしら背負って生きています。
様々な人物が様々な主人公になって、人間模様が描かれています。
いろいろな人物が描かれています。
男性、女性、高校生、主婦、リストラされかけている会社員・・・。
誰しも、何かしら背負って生きています。
様々な人物が様々な主人公になって、人間模様が描かれています。
これらの作品たちのなかで、ぼくがとくに心に残ったのが「電光セッカチ」。
「CDの曲間の二、三秒の沈黙、それすらも待ちきれず、曲が終わると即座にリモコンのFFボタンを押す。」という、超セッカチ人間を妻の視点から描いています。
この人物、とにかくセッカチで、そのテンポに周りを引きずり込みます。
妻はことあるごとに戦々恐々。
描きようによっては面白いのですが、読者に妻のストレスを共有させようとします。
ぼくは、超のんびり屋さんなので、どうにもセッカチなひとが分かりませんでした。
でも、この作品はひとつの回答を与えてくれています。
妻がその回答に気付くのが、この掌編のエンディング。
そのエンディングに至る道筋は、「愛」です。
「ああ、こうだったのか」と、目からウロコ、そして、じんわりと胸が温かくなりました。
そういう楽しみかたもあるんですね。
ぼくにはムリだけど。
「CDの曲間の二、三秒の沈黙、それすらも待ちきれず、曲が終わると即座にリモコンのFFボタンを押す。」という、超セッカチ人間を妻の視点から描いています。
この人物、とにかくセッカチで、そのテンポに周りを引きずり込みます。
妻はことあるごとに戦々恐々。
描きようによっては面白いのですが、読者に妻のストレスを共有させようとします。
ぼくは、超のんびり屋さんなので、どうにもセッカチなひとが分かりませんでした。
でも、この作品はひとつの回答を与えてくれています。
妻がその回答に気付くのが、この掌編のエンディング。
そのエンディングに至る道筋は、「愛」です。
「ああ、こうだったのか」と、目からウロコ、そして、じんわりと胸が温かくなりました。
そういう楽しみかたもあるんですね。
ぼくにはムリだけど。
いろいろな主人公の、いろいろな視点。
いろいろな人生、いろいろな立場。
気付かない物の見方が、潜んでいるような気がします。
理解できない隣人にも、やはり愛をもって接しなければ・・・なんて。
いろいろな人生、いろいろな立場。
気付かない物の見方が、潜んでいるような気がします。
理解できない隣人にも、やはり愛をもって接しなければ・・・なんて。
子どものいない夫婦を描くものが2編。
善意の蹂躙がテーマのものも。
今風ですね。
善意の蹂躙がテーマのものも。
今風ですね。
ちょっとだけ、でもしっとり読むのには、最適。
秋の行楽のお供に。
オススメです。
秋の行楽のお供に。
オススメです。