Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「ウォンテッド」を観ました

■劇場(字幕)

 冴えない生活を送っていた、とある企業の顧客管理主任、ウェスリー。
 彼の元に突然美女が現れ、同時に激しい銃撃戦に巻き込まれた。
 暗殺者としての素質を買われ、組織に身を投じるウェスリーが見たものは。

 風邪をひいたりで、書くべきことが溜まりまくっています。
 というわけで、記事の連続投下です。

 「ハンコック」を観ようと劇場に足を運ぶと、上映時間ははるか先。
 いずれ観るつもりだった「ウォンテッド」を観ることにしました。

 アンジェリーナ・ジョリーはいつもどおり、凄腕。
 モーガン・フリーマンもいつもどおり、上役。
 あとは絵に描いたチンピラのような、暗殺集団。
 分かり切った配役に、分かり切った設定。
 これが不満というハナシも耳にしますが、それはそれ。
 全くの新作なのに、細かい設定を画面に描き込まなくても、観客の方で勝手に理解してくれる。
 素晴らしいシステムですね。
 って、手を抜きすぎのような・・・。

 とにかく緩急、メリハリのついた画面作りです。
 冒頭から度肝を抜くアクション。
 スケールのでかい、あり得ない展開。
 転倒するバスの側面を、車が走りますから・・・。
 もちろん銃弾が曲がるのだって、アリ、です。
 はるかに遠くの標的も。
 2進数を文字化するアイディアも。
 充分に大惨事を引き起こしているのに、闇の組織なのも。
 ちょっと主人公がすぐに信用しすぎるのも(もうちょっと疑ってよ)。

 あれ?
 さっきもこんなことを書いたような・・・。
 って、「ナイト・ウォッチ」と同じ監督さんだったんですね。
 今回、全く知らずに作品を観てしまいました。
 監督はティムール・ベクマンベトフさんです。
 ロシア人のお名前、覚えられません。
 したがって、次にこの監督さんの作品を観たときも「?」となって、「!」となるのですね。

 そして、小技を効かせたギャグ。
 R15に指定されるだけのことはある、思い切った展開です。
 アクション作品ですが、日本人にもわかりやすい笑える要素も。
 小難しい顔して観ちゃダメですよ、こういう映画は。
 曲がる銃弾にナットクできないのなら、観ないことです。

 この作品は文句なしに面白いです!
 最後までハイテンションで、次々にイベントが展開します。
 途中「続編があるよ」って感じで終わるのか、と危惧しましたが、それも杞憂でした。
 きっちりと片が付きます。
 極上のポップコーンムービーです。
 バカになりに行きましょう、劇場へ。
 オススメ!