Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

本当の暗闇を知っていますか・・・?

 福井県は、公衆トイレが非常によく整備されています。
 「公衆便所」なんていう表記から想像されるようなモノには、ほとんど出くわしません。
 どれもこれも、清掃などの手入れが行き届いていて、紙も常備されています。

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 このトイレは越前海岸の南端、甲楽城(かぶらき)の公衆トイレです。
 越前海岸にもこのようなトイレが転々と整備されており、とても安心して時間を過ごすことができます。

 さて、当然釣りの前には、イタすワケです。
 もちろん大です。
 朝マヅメ狙いの時には、今の季節でだいたい3:00~5:00くらい。
 降るような星空を眺めて、トイレに駆け込みます。

 で、個室でしゃがんでするわけですね。
 未明の漁港のトイレで、風と波の音を聞きながら。
 まだ見ぬ今日の釣果に想いを馳せて・・・。
 これはこれで、至福の時であります。

 が!
 突如、この幸福感が切り裂かれます。
 突然、全照明が消えました。
 んもう、真っ暗。
 「本当の暗闇を知っていますか・・・?」
 そんなプラネタリウムでの常套句が思い浮かびます。

 丑三つ時に漁港のトイレで、ひとり暗闇にしゃがむオトコ。
 思わず叫びそうになりますが、パニクってはいけません。
 冷静に腰を上げて、手を振りましょう。
 それでもダメなら、さらにもう少し腰を上げて、手を振るのです。

 ほら、電気ついたでしょう。
 動態センサで感知式なんですよね。

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 しかも、センサの設置場所は、アタマの上の棚の上。
 入るときには確かに感知したかもしれませんが、しゃがめばセンサの圏外です。

 センサの付け所が悪いのか。
 切れるまでの設定時間が短いのか。
 それとも、ぼくのしゃがんでいる時間が長過ぎるのか。

 真っ暗闇で、中腰になりながら手を振る様子は、とても滑稽。
 でも、トイレがあるのはシアワセです。