Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

赤穂坂越2~大避神社、生島

3月21日 探訪

 坂越は港町、海運で栄えてきた街です。
 街の高台から港を見下ろす大避(おおさけ)神社には、秦河勝が祀られています。
 もちろん、願うは海事。

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 仁王門には、正面から見ると左大臣と右大臣が安置されています。
 右大臣と左大臣に背中合わせで仁王様が。
 つまり、本殿側からみると、仁王様の向こうに海が開けています。
 粋な配置です。

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 社殿には、海運安全を祈願した、いろいろな時代の絵馬がかかっています。
 妖怪(?)が書かれているモノや、消えてしまって全く読めないモノも。

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 本殿の天井は格天井です。
 おそらくは極彩色だったであろう天井絵が描かれています。

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 仁王門から海をみるとこんな感じです。
 この写真で、鳥居の上辺から向こう側に見える土の部分は、新規埋め立て部分です。
 元は本当に海辺にあった参道だったようで、鳥居本には船着きの石段が残されています。
 ただし今は、内陸の単なる水たまりになってしまっていますが。

 海面の向こうに見えるのは生島(いきしま)です。
 大避神社の御旅所があります。

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 今の海岸はこんな感じ。
 埋め立てた先にさらに浜を作るという手の込みようです。
 多くの雇用が創出できたことでしょう。
 誰がハッピーになったのかは知りませんが・・・。

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 漁港から生島の御旅所を臨みます。
 穏やかないい海。
 干満差の激しい瀬戸内海にあってこそ、こんな風景が作られるのですね。

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 御旅所と大避神社を結んだ線上に漁港が位置しています。
 いつも神様に見守られている漁港なのです。

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 大潮だったのか、この日はいつもより潮が引く日だったそうです。
 干潮を目指して、地元の人がちらほら干潟に降りてなにやらごそごそ。
 訊けばアサリが採れるとか。

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 おばさんの籠にはこんなにアサリが。

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 ぼくもちょっとごそごそやってみると、こんなに小さいアサリを発見。
 まだまだ潮が引ききらないので、採れるのはこれからということ。
 でも、日が暮れるので帰ります。

 豊かな海に感謝。