Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「大いなる休暇」を観ました

■DVD(字幕)

 漁業が衰退し、島民の多くが生活保護で暮らす小さな島で、再起をかけて工場の誘致が始まった。
 工場が提起した条件は、医者が定住していること。
 都会からやってきた医者に定住してもらおうと、島民一致団結であの手この手を繰り広げる。

 2003年のカナダ映画です。
 フランス語なので、フランス映画かと思って借りました。
 間合いはフランス映画というよりもハリウッド的です。

 お医者を島につなぎ止めるため、島民みんなで若いお医者をだましにかかります。
 その一致団結ぶり、なりふり構わぬ様に笑っちゃいます。
 コメディ映画なんです。
 でもその必死さ。
 なりふり構わぬ様子は人ごとではないような。

 なんだか邦画のようなプロット。
 あらすじだけ聞けば、来年の松竹のお正月映画だとしても、不思議ではありません。

 漁業の衰退。
 無医村。
 島民の流出。
 世界中どこも同じような悩みを抱えているんですね。

 電話の盗聴までしちゃう島の人たち。
 いい人なのか、悪い人なのか・・・。
 素朴ではあるんですけどね。

 シアワセってなんでしょう?
 生きがいってなんでしょう?
 誇りってなんでしょう?

 島に住んでみたい、と思ったことのある人にはオススメです。
 ちょっとおしゃれなコメディ、なんだと思います。