Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「NY式ハッピーセラピー」を観ました

■DVD(吹き替え)

 さえない経験から自己表現が苦手な主人公。
 ある日乗った飛行機で、変人の横に座り合わせたために暴力事件の犯人にされ・・・

 すっとぼけたアダム・サンドラーと、キレたジャック・ニコルソンの怪演が光ります。
 まさにPTSDを抱えた主人公。
 雪だるま式に転がるストーリー。

 どうなるのかとはらはらどきどき。
 随所随所の笑いもかなりいい線。
 日本人でも笑えます。

 どうまとめるのかと心配になったところで、実に映画らしい終わり方をします。
 とにかく、すっきり、さっぱり。
 楽しく観られることウケアイです。
 細かいことをいえば、鼻の折れたウェイトレスさんや、会社の上司などいろいろ疑問が残りますが。
 でも、そんなことどうでもいい、というくらいハッピーです。

 ここをネタバレしてしまうと面白くないので、肝心なところが書けません。
 あぁ、もどかしい。
 「「○○○(←映画作品名)」のようなどんでん返しがびっくりさせてくれます。」と書いたら、それだけでおしまい。

 なぜ、この映画があまり話題にならなかったのか分かりません。
 人種ネタや宗教ネタが評価者を逡巡させているのかも。
 ベタでないラブコメとして、もっと評価が高くてもいいような気がします。

 本当に「怒らない人、自己表現ができない人は、怒れない自分、自己表現ができない自分に怒っている」のでしょうか?
 自分のことをいわれているような気がして、どきっとしました。

 オカシなドクター。
 こんな人、いそうにないのですが、じっさい身の回りにいます。
 彼も実は大天才なのでしょうか?
 彼の笑顔がずっと映画を見ている間中、頭から離れませんでした。

 子どもを含む家族で観るにはオススメできません。
 ぜひ恋人とご覧ください。