宇和島の街と宇和島城をおさんぽ
令和7年(2025年)1月13日の記録です。
月曜日、せっかくなので、宇和島の街をおさんぽしました。
宇和島の現在の街は、ほとんど海の上。
もともと宇和島城の足元まで海だったといいます。
宇和島城よりも時代をさかのぼるであろうお遍路道も、お城よりも東の山側に沿っています。
現在の街場には、このような水路が海の名残として走っています。
一部暗渠化されたりしていますが、宇和島駅のすぐそばにも水路が口を開けています。
以前はその水路の上に店舗が並んでいたようで、撤去が進められていました。
高潮なども大変だったことでしょう。
さて、お城に向かいます。
海突き出た小高い山の上に、宇和島城は建てられています。
門をくぐると、のっけからハイテンションな坂道が出迎えます。
なかなか上陸してからも守りが堅そうです。
すぐに高度が稼げて、今入った門は眼下になります。
昔はその向こうも海でしょうか。
奥の小高い山は龍光院さんですから、あちらも砦としての機能も持っていたのでしょう。
石段を登って、やっと石垣が見えてきます。
複雑な配置の石垣です。
天守を支える段の石垣です。
緻密な石垣です。
いよいよ天守とご対面。
小さいながらも端正なお城。
入城料は200円。
おそらく現存天守で最も安い入城料です。
しかも、カードを持っていたために優待価格、160円になりました。
なんだか申し訳ない。
当然、木造です。
建物自体が、歴史そのもの。
海のほうを望みます。
出入りする船は一目瞭然。
湾は奥深く、良港であることがわかります。
こちらは北側。
龍光院さんもよく見て取れます。
これから進むお遍路道が伸びている方角です。
攻めにくそうなお城ですね。
城攻めをしたことはありませんが。
これで、現存天守で行ったことがないのは、あと弘前城だけになりました。
いつ行けることやら。
水路に沿って、海のほうへ向かいました。
奥に見える店舗は、水路の上に建っています。
すごい!
こんなに街なかなのに、水路の水はすごくきれいです。
道の駅でお土産を購入。
帰り道の大介うどん栄町店さんでお昼ご飯。
ここならじゃこ天も安くいただけます。
宇和島駅から
松山駅へ。
岡山から先も、ずっと在来線列車を乗り継いで帰りました。
よく他のお遍路さんとの交流とかを書かれている方がいらっしゃいますが、今回の行程は、お寺も含めて道中でも一切他のお遍路さんらしき方には出会いませんでした。唯一、宇和島城で頭陀袋を下げた若い女性をお見かけしたのみ。季節外れのおへんろ行程でした。
満足。